マイクロチップについて
更新日:2022年2月22日
マイクロチップとは
- マイクロチップは、直径2mm、長さ約8~12mmの円筒形の電子標識器具で、内部はIC、コンデンサ、電極コイルからなり、外側は生体適合ガラスで覆われています。
- それぞれのチップには、世界で唯一の15桁の数字(番号)が記録されており、この番号を専用のリーダー(読取器)で読み取ることができます。
- 動物の安全で確実な個体識別(身元証明)の方法として、ヨーロッパやアメリカをはじめ、世界中で広く使われています。
- 我が国でも、近年犬や猫などのペットを中心として利用者が急増しています。
主な特徴
- 一度体内に埋め込むと、脱落したり、消失することはほとんどなく、データが書き換えられることもないため確実な証明になります。
- リーダーから発信される電磁波を利用して、データ電波を発信するため、電池が不要で、半永久的に使用できます。
- 過度な痛みや負担を与えないので、ほ乳類、鳥類、は虫類(カメ・ヘビなど)、両生類(カエルなど)、魚類など、ほとんどの動物に使用できます。
- これまで、故障や外部からの衝撃による破損の報告はありません。
マイクロチップ装着のメリット
迷子や災害、盗難や事故などによって、飼い主と離ればなれになっても、マイクロチップの番号をリーダーで読み取り、データベースに登録された情報と照合することで、飼い主のもとに戻ってくる可能性があります。
マイクロチップの埋込み方法
- 通常の注射より少し太い専用のインジェクター(チップ注入器)を使って体内に注入します。正常な状態であれば体内で移動することはほとんどありません。
- 注入方法は、一般的な皮下注射とほとんど変わりません。
- 埋込み場所は、動物の種類によって異なりますが、犬や猫の場合では、背側頚部(首のうしろ)皮下が一般的です。
- 犬は生後2週齢、猫は生後4週齢頃から埋込みができるといわれています。
- マイクロチップの埋込みは、獣医療行為にあたるため、必ず獣医師が行います。詳しくは、かかりつけの動物病院にご相談ください。
マイクロチップを 装着したら、登録手続きを忘れずに!
- マイクロチップを装着しただけでは、保護されて番号が読み取られても飼い主の情報は分かりません。
- 装着したら、必ず登録機関にマイクロチップ番号や連絡先などの登録手続きを行ってください。
- 引っ越しなどで、住所や連絡先の変更があった場合には、必ず変更手続きを行ってください。
まずは、迷子にならない工夫を!
- 首輪やハーネスは緩んでいないですか?ペットが家の敷地から抜け出さないようにしていますか?雷や花火の音に驚いて急に逃げてしまうこともあります。首輪や鎖は定期的に点検しましょう。
- 名札や鑑札を着けていますか?ペットは迷子になっても話をすることができませんので、首輪に犬鑑札や迷子札を着用しましょう。
関連情報・リンク
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