岩沼市水安全計画

更新日：2021年7月5日

岩沼市水安全計画の策定について

策定の趣旨

　水道水は、基本的には原水の水質状況等に応じて水道システムを構築し、法令の基準を遵守することによりその安全性が確保されています。しかし、工場排水の流入や施設の老朽化等、さまざまな水道水へのリスクが存在している中で、水の安全性をより高めるためには、水源から給水栓に至る各段階で危害評価と危害分析を行う必要があります。この考え方の背景には、食品製造分野においてHACCP(※）手法の導入により安全性の向上が図られていることがあります。

　水安全計画は、この考え方に基づき、水道システムに存在する危害を抽出・特定し、それらを継続的に監視・制御することによって、安全な水道水を確実に供給することを目指すものです。

※HACCP（ハサップ）・・・Hazard Analysis and Critical Control Pointの略。

位置付け

　浄水管理や水質管理等は、水道システムの構成要素である水源管理、浄水管理、給配水管理、水質管理を包括する計画であり、水源から蛇口までの管理全体を体系化した総合的な品質管理システムです。

　平成28年3月に策定した岩沼市水道事業ビジョンにおいては、基本理念として「すべての市民に安心で良質な水道水を安定して供給すること」を掲げており、水安全計画は、それを具現化する仕組みです。