【令和6年8月15日付官報告示】日本基督教団岩沼教会が国の登録有形文化財に指定されました
更新日:2024年9月4日
令和6年8月15日(木)の官報告示において、日本基督教団岩沼教会が国の登録有形文化財に指定されました。
教会堂の外観
礼拝堂の内観
【日本基督教団岩沼教会】
日本基督教団岩沼教会は、明治18年(1885)に東北学院創立者の押川方義によって設立された、東北地方初のプロテスタント教会の一つです。始めは「岩沼一致教会」という名称でしたが、明治23年(1890)に「岩沼日本基督教会」と改称、昭和16年(1941)に「日本基督教団岩沼教会」と改称されて現在にいたります。
建物は、当初は縁故者の住宅の座敷を集会所として利用していましたが、創立40周年を経た昭和5年(1930)に現在地を購入のうえ、教会堂が新築されました。この時の工費は1万円と伝えられています。
教会堂建築は矩形の礼拝堂に正方形の塔を組み合わせた形態で、宮城県内に現存する歴史的な教会堂では唯一の石造建築です。当時の仕様書によれば、石材には岩沼近郊で産出される凝灰岩(秋保石等)が使用されています。室内壁の塗装や窓サッシの一部をアルミサッシに改修していますが、講壇や家具類などは建設当初の形を維持しています。
所在地:宮城県岩沼市桜2丁目37-2
構 造:石造平屋一部3階建
形 式:銅板葺
大きさ:建築面積120㎡
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