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岩沼市

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2月17日記者会見

更新日:2023719

平成29年度の方針

平成29年度の岩沼市の方針について申し上げます。

岩沼のまちづくりに関しましては、平成26年に策定した「いわぬま未来構想」をベースとしており、これが4年目を迎え、合わせて「震災復興計画マスタープラン」についても同時進行しておりました。「震災復興計画マスタープラン」につきましては平成29年度が最終年度になります。東日本大震災からの復興をこれまで最優先に進めてまいりましたが、今年が最後の計画年度になりますので、これにしっかりと取り組んでいきたいと考えています。地域のコミュニティを重要視しさらに自助・共助の考え方、震災復興にむけてはこういった考え方が非常に重要であったことをこれからも活かしていきたいと考えています。まちづくりの基本は、そういった考え方を柱に平成29年度の予算を編成させていただきました。

平成29年度の大きな柱としては、計画の最終年度ということもあり「震災復旧・復興の総仕上げ」、「地方創生」、そして「市民生活の安全・安心」の3本柱を重点施策と位置付けて予算を組ませていただきました。

財源に関しましては復興交付金や通常の交付金などがございますが、いずれにしても事業については緊急性・必要性、そしてこれまでは東部を中心にやってきましたが、東部から中央部さらに西部に広げていきたいという視点を加えて効果的な財源配分となるよう努めました。

 

平成29年第1回市議会定例会の議案の概要

平成29年第1回定例会に提出する議案についてお知らせします。

招集日は2月21日、火曜日です。

件数は、条例が8件、人事案件が1件、その他が3件、平成28年度の補正予算が7件、当初予算が8件の合計27件です。

まず、議案第1号については、震災後に東部地区に防災コミュニティセンターを設置する計画のもとに進めてきた事業がいよいよ完成しますので岩沼市コミュニティセンター条例を制定し、その中に位置づけようとするものです。玉浦コミュニティセンターと条文上は位置づけしておりますが、東部地区のコミュニティの拠点および防災の拠点という位置づけをさせていただいています。

議案第4号については、高齢社会が深刻化してきておりますが、そういった中で、特別敬老祝金を岩沼市では支給しておりますがこれの一部を改正して、100歳以上の方への祝金を減額していこうという中身の条例になります。

議案第12号につきましては、市有地内に放置された車両1台の撤去を求める訴えを裁判所に起こそうとするものです。

 

平成28年度2月補正予算の概要

平成28年度2月補正予算案の概要について、ご説明いたします。

議案としては第13号から第19号までです。

平成28年度の一般会計の補正予算案は、歳入歳出とも「3億687万2,000円」を減額し、総額を「200億6,353万8,000円」に補正をしたいということで提案させていただいています。

その主なものとして、歳入では、亘理名取共立衛生処理組合の新ごみ処理施設建設事業の完了に伴う震災復興特別交付税の精算による返還金や国の補正予算第2号に基づく臨時福祉給付金事業費(経済対策分)のほか、さらに第17回復興交付金の交付申請に伴う国庫補助金を追加計上しました。震災復興関係が主なものになります。

一方、歳出では、第17回復興交付金交付申請に係る基金積立金、施設保全整備基金積立金および臨時福祉給付金事業費を計上するほか、各種事業費の精査により減額となりました。

 

平成29年度当初予算の概要

平成29年度当初予算案の概要について、ご説明いたします。

議案としては第20号から第27号までとなります。

一般会計当初予算案の概要ですが、前年度比で15億8,300万円増、総額201億5,100万円となりました(対前年度比8.5%増)。このうち、震災関連分の経費については、40億7,389万6,000円を計上しております。昨年度よりも増額となっております。震災関連以外では新火葬場の建設事業が、平成29年度から始まるのでそれが増額の主な要因となります。

また、平成29年度は岩沼市震災復興マスタープランの計画期間の最終年度を迎えますことから、震災復興に関しては平成29年度で道筋をたてたいということで約40億円を計上しておりますが、当初の復興計画にはなかった東部地区の子育て支援機能をもった保育所等々を考えておりますので、それについては少々期間が延びて平成30年度くらいまでかかることになるかと思います。それ以外は若干のインフラ整備の工事が残る程度かと思われます。復興に関しては道筋が見えてきております。

先にも述べましたが、平成29年度においては、「震災復旧・復興の総仕上げ」を1つ目の柱、「地方創生」が2つ目の柱、そして防災に力点を置いた「市民生活の安全・安心」が3つ目の柱で、この3本柱を中心に進めていきたいと考えております。

まず、「震災復旧・復興の総仕上げ」にあっては、継続事業は復興交付金を活用した事業の完遂を目指しつつ、今できる復興事業は早急に進めていきたい。一方では震災復興を地方創生へとつなげていく取組に着手することとしています。「復興」と「地方創生」を同時進行させながら、震災から脱却していきたいと思っています。平成28年度で「復興」が終わり、そして「地方創生」といくわけではないので、このふたつをうまく結びつけていきたいと思っております。

2つ目の「地方創生」関連では、今議会にいろいろと提案していますが、特に「岩沼市コミュニティセンター条例」が基本になるわけです。玉浦コミュニティセンターが平成28年度で完成して平成29年度より供用開始いたします。

また、「地方創生」という枠のなかでいえば、障害のある方々の活動を活性化するという目標があり、市内の障がい者就労支援施設「ひまわりホーム」の「サテライトショップ」を新たにつくりたいと考えております。障がい者の方が作ったものや育てた農産物や、市民の方から提供いただいたものをそのサテライトショップで販売し、その利益をそこで働く方の給与として少しでも多く支給したいと考えております。総合体育館と市民会館の間にある都市公園の一部にこのサテライトショップの建設を計画しており、議会の皆さんのご意見をいただきながら進めていきたいと思っております。健常者の方の地方創生と合わせて、障がい者の方も大きな流れに乗って活躍していただきたいということで、今から具体的な中身を詰めていく訳ですが、目的としては、障がい者の方の収入を増やし、その生活に少しでも役立てることにあります。多くの市民の方、ボランティアを想定しておりますが、企業も含めて支援いただき、販売した利益を障がい者の所得につなげられるようにというイメージでこれから詰めてまいります。

3つ目の「市民生活の安全・安心」ということで、教育分野では小学校の施設整備や学校施設の長寿命化計画も盛り込ませていただき、学校の快適な環境ということで整備を進めてまいります。特に力を入れてきたのは学校のトイレの改修で、平成27年度・28年度・29年度と3か年かけて小学校のトイレをすべて和式から洋式に変えようと計画しており、平成29年度で小学校のトイレについてはほぼ終了する見込みです。

また、「安全・安心」の中では、岩沼市の西部地区の丘陵地帯に新たに宮城県から土砂災害警戒区域に指定される地区があり、昨今の大雨の短時間の雨量はこれまでわれわれが予想していたものとはるかに違うものがありますので、危険回避のためにも土砂災害ハザードマップを作成してまいります。

また、「防災士」という資格がございますが、この有資格者を各地域の自主防災組織に1名ずつ増やしていこうという計画をたてています。自主防災組織の活動をその有資格者がリードすることによって安全が確保されるよう、「防災士」を養成する助成制度を創設し、地域の防災力を高めていくねらいがあります。

また防犯灯のLED化はこれまでも進めてきておりますが、1年終わって6割の交換率で、あと2年かけて残りの4割のLED化を市民の方々や各町内会等に薦めていきます。それに合わせて平成29年度から道路の照明灯のLED化も進めていきたいと予算措置をしております。

平成29年度は、大きな事業を予定しております。予算に出てきておりませんが、「東北・みやぎ復興マラソン2017」が、岩沼を会場に10月1日に開催されます。これは、近隣名取・岩沼・亘理を走るフルマラソンになります。1万5,000人の参加を見込んでおり、これを支援していきます。そして、介護保険推進全国サミットを岩沼で10月5、6日開催する予定です。これも大きな事業として捉えております。

以上が平成29年度当初予算案の概要です。

 

議案以外の情報提供

東日本大震災追悼式の開催

今年6年目を迎え、3月11日、土曜日、午後2時30分より岩沼市では市民会館大ホールにおいて行います。

地震発生時刻の午後2時46分には、全市を挙げて、犠牲となられた方々のご冥福をお祈りし、哀悼の意を表すため、会場にお越しになれない皆様も、ご自宅や職場で黙とうを捧げていただけるように呼びかけをしていきます。午後2時46分には消防署がサイレンを吹鳴する予定としております。

 

玉浦コミュニティセンター

防災コミュニティという新たな拠点にし、さらに東部地区のコミュニティの中心にしていきたいと思っています。震災で、われわれのコミュニティは壊滅的な被害を受けたわけですが、コミュニティの結びつきが強いが故に復興も早く進みました。ただ東部地区は高齢化も進んでおり、地域で支えあうという意味合いから常々の生活から災害に向けての助け合いや防犯にもそういったコミュニティの結びつきが役に立つということを踏まえて、玉浦コミュニティセンターを平成28年度中に完成させ、平成29年5月から供用開始したいところです。いろいろな機能もございますので市民の皆さんと話し合いを進めながら、地元の方々が使いやすい、東部地区の方々が使いやすい施設にしていきたいと思います。こういった東部の施設をモデルとして、中央部・西部地区にもコミュニティセンター等を構築していきたいと考えております。

 

地域防災力の向上

平成28年度に防災ラジオを2,000台弱、市民の皆さんに提供しているのですが、引き続き平成29年度も防災ラジオを提供していきたいと考えております。

エフエムいわぬまと連携しながら、いざという時に緊急情報を流すということです。

また、前段お話しましたが「防災士」の育成のための助成を行なっていき、地域の防災力の向上を進めていきたいと考えております。

 

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の予防接種費用の一部助成

4月より、1、2歳児を対象に、任意予防接種でありますが「おたふくかぜ」の予防接種費用の一部助成を新たに予定しております。

 

ひまわりホームのサテライトショップの整備

障がい者・高齢者の皆さんの生きがい作りの場、活躍する場にしていきたいと考え、「地方創生」の流れの中でこういった施設整備をしていきたいと思っております。市のPRや農産物等の販売も考えられ、平成29年度に具体的な中身を詰めていきたいと思っています。店舗分だけで20坪程度のサテライトショップをつくり、市が支援をしながら障がい者就労支援施設「ひまわりホーム」の皆さんが運営していただければと考えているところです。

 

新火葬場の建設事業

昨年10月から造成工事に着手し、これまで計画通り進捗しております。これからは建物を建設していくことになります。

新たな火葬場施設の配置につきましては、火葬炉3基とペット用の火葬炉1基を整備する計画をしております。

建設工事につきまして、早急に契約の事務手続きし、契約を締結させるのが当面の課題ですが、11億円の予算でございますのできちんと議会の承認を得て発注していきたいと考えております。完成は平成29年度末を目標にして取り組んでまいります。

 

道路側溝清掃等の助成

各地区で側溝清掃や草刈などをやっていただいています。こういった作業をしていただいた町内会や団体には、少しでも支援をしていこうと考えており、地域の生活環境の維持や町内会活動の支援をしていくために新年度からこのような助成をスタートさせたいと計画しております。

 

道路照明灯のLED化

市が管理する市内の道路照明灯は946灯ございますが、われわれの財政的な負担にならないようにしながらLEDへの切り替えを進めていくため、リース方式を採用し、民間業者に委託し整備してまいります。今年、防犯灯の(LED化を)始めたお話はしましたが、それに加えて平成29年度は道路照明灯のLED化が新しい取り組みです。

 

第5回千年希望の丘植樹祭2017の開催

千年希望の丘植樹祭を本年は、5月27日の土曜日に丘の南端の新浜地区において開催を予定しています。今回は、約3万本を植樹する計画です。これでほぼ完成形になります。これまで3万人の方に参加いただき、約25万本の苗木を植樹してまいりましたが、今回植えて約30万本近くになり、これから必要なのは植えた木を管理していくこととなります。地方創生の「企業版ふるさと納税」で岩沼市は国から承認をいただいておりますので、企業から寄付をいただきながら管理をしていきたいということで、寄付のお願いもしております。今後は育樹活動に力をいれ、相野釜公園については防災教育の中心として活用していきたいと思っております。

 

学校のトイレの洋式化の促進

平成27年度は、岩沼西小学校と岩沼南小学校の1年生のフロアに取り組み、平成28年度は岩沼小学校と玉浦小学校の2校の洋式化を行いました。

平成29年度は岩沼西小学校と岩沼南小学校の残りの部分について、国の補正予算で学校施設環境改善交付金(補助金)が認められたことを受け、平成29年度中に小学校のトイレの改修を完了したいと思っております。

 

仙台空港フロンティアパークへの企業立地

宮城県の土地開発公社が造成・管理しておりますが、岩沼市域ということで県と連携してやっております。空港トンネルの西側に現在宮城県と仙台市の防災ヘリポートを建設中ですが、そこに並んだ形で東邦航空株式会社および空港施設株式会社が新たにヘリポートを作ることが決まり、先月末に契約が締結されました。

主に取材用ヘリコプターが待機することになりますが、格納庫も建設する予定となっており、フロンティアパークとしてはこれで半分くらい埋まることになりそうですが、まだ土地はありますので誘致を進めてまいります。フロンティアパークにつきましては、新たな企業が決まり次第発表させていただくことにしております。引き続き宮城県と連携し企業誘致活動を進めてまいります。

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