2020年6月5日記者会見

更新日：2023年7月19日

令和2年第4回市議会定例会の議案の概要

令和2年第4回定例会に提出する議案についてお知らせします。

招集日は6月9日、火曜日です。

議案は、条例が9件、補正予算が3件、その他が2件の合計14件です。

議案第39号については、新型コロナウイルス感染症に感染するなどした国民健康保険に加入している被用者に対し、傷病手当金を支給するため、岩沼市国民健康保険条例の一部を改正しようとするものであります。

令和2年度6月補正予算案の概要

令和2年度6月補正予算案の概要について、ご説明いたします。

議案としては第48号から第50号までです。

議案第48号については、令和2年度一般会計補正予算（第２号）で、歳入歳出とも「5億4,019万4千円」を追加し、総額を「239億1,710万円」にしようとするものです。

歳入では、基準額の算定見直しに伴う保育所等整備交付金の増、朝日竹の里線道路改良工事に係る国庫補助金および市債の増、被災農地経営支援事業に対する震災復興基金繰入金の追加などを計上しています。

一方、歳出では、請負代金支払請求控訴事件等の和解に要する費用の追加、市内幼稚園の認定子ども園移行に対する保育所等整備補助金の増、朝日竹の里線道路改良工事費の増、東日本大震災により被災した農地において営農するための農業用機械等整備に対する被災農地経営支援事業補助金などを計上しています。

なお、新型コロナウイルス感染症に関する追加支援策等については、国の二次補正予算案が閣議決定されているものの、内容の詳細が不明であることから、当初提案の第２号補正予算には、その経費を計上しておりません。本市の追加対策については、事業継続並びに「新しい生活様式」に対応するための各種取り組みを推進するために、5月29日に議長から申し出をいただいた議会費予算の削減による財源確保を含め、第３号補正予算として、本会期中に追加提案したいと考えております。

新型コロナウイルス感染症対策について

はじめに、主な感染症対策について申し上げます。

5月25日にすべての都道府県で緊急事態宣言が解除されましたが、感染の第２波などさまざまなことが懸念されます。

このような状況を踏まえ、マスクや消毒液、防護用品の確保等に努めながら、コロナ禍の状況で災害が発生した場合の避難所のあり方についても、パーテーションを設置するなど、具体的な対策を進めているところであります。引き続き、これまで行ってきた市民への適時適切な情報提供や、専門家会議が提言した「新しい生活様式」の実践・定着に向けた啓発を行ってまいります。

また、今後の市独自対策案として、避難所の感染症対策に簡易ベッド等の整備や、感染症対策にサーマルカメラ等の整備を実施し、具体的な取り組みを行いたいと考えております。

次に、主な経済対策について申し上げます。

これは、現在実施中の経済対策の状況ですが、特別定額給付金については、5月11日に18,071世帯に申請書を郵送し、6月3日までに16,960件、93.9%の申請書の提出がありました。6月9日までには15,782件、87.3%の振込みが完了する見込みであります。

特別定額給付金の支給並びに、休業や売り上げなどの大幅な落ち込みがあった事業者への支援といった経済対策は、現在いろいろな事業を展開しております。今後、国・県の各種支援策とあわせ、第２次の市独自の対策を実施していきたいと考えております。

市独自対策案として、対象を飲食店以外にも拡大した「第２弾割増商品券販売事業」の実施や、これまでの事業継続応援給付金の要件の緩和、また、農協の制度融資を受けた方に対し、農協と市が利子助成を行い、実質無利子とする「農業経営者向けの利子助成金」の実施を考えております。いずれ、今後の対策については、市議会の中でいろいろな意見をいただきながら、決定していきたいと思っています。