年頭のご挨拶

更新日：2023年5月10日

　あけましておめでとうございます。
　皆様には、清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
　さて、現在、新型コロナウイルスの感染拡大に加え、エネルギー価格・物価高騰などにより、市民生活や多くの事業者の経営環境に大きな影響が生じております。
　市では、これまでワクチン接種をはじめとした感染症対策はもとより、各種事業者の経営継続支援などに取り組んでおり、引き続き関係機関との連携を密にしつつ、社会経済の動向にも十分に目を配り、適切な対応を行ってまいります。
　また、コロナ禍の影響もあり、全国的な人口減少と少子化が一層進展しておりますが、岩沼の持続的な発展を見据えたとき、未来を担う子どもたちを育む環境づくりは、今後のまちづくりの最も大事な柱の一つになると捉えております。多くの若者世代の方々に選ばれるまちとなるよう、子育て関連施策の強化と教育環境の整備を進めてまいります。
　経済振興については、交通の要衝である岩沼の強みを活かし、地域産業の活性化を図ると共に、積極的な企業誘致により、更なる雇用と財源の確保に努めてまいります。加えて、観光関連では、仙台空港における国際線の運航再開の動きが活発化するなど、今後、航空需要の拡大や交流人口の増加が期待されるところです。
　こうした中、男子新体操がテーマのアニメ「バクテン!!」の効果で、昨年12月、アニメツーリズム協会が主催する「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に岩沼市が認定されました。こうした民間主体の取組や関係機関と連携しながら、まちの魅力をしっかりと発信し、新たな賑わいづくりにつなげていきたいと考えております。
　本年・卯年には、「飛躍」や「向上」といった意味合いがあるそうです。市も、様々な取組を通して、市民サービスの更なる向上と市政の発展を目指し、前進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
　結びに、皆様の2023年が、穏やかな中にも、発展・繁栄の年となりますようお祈り申し上げ、挨拶といたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　岩沼市長　佐藤　淳一