DV・デートDVとは
更新日:2023年7月26日
DV=「ドメスティック・バイオレンス」とは?
「ドメスティック・バイオレンス」とは英語の「domestic violence」をカタカナで表記したものです。略して「DV」と呼ばれることもあります。
「ドメスティック・バイオレンス」の用語については、明確な定義はありませんが、日本では「配偶者や恋人など親密な関係にある、又はあった者から振るわれる暴力」という意味で使用されることが多いです。
(参考:内閣府男女共同参画局 ドメスティック・バイオレンス(DV)とは)
DVは、「相手を力で支配する=自分の思い通りにする」ことです。
DVは、いろいろな種類の暴力が複合的に組み合わされて繰り返され、その結果相手に重大な影響を及ぼします。
DVは力と支配・・・「力」にはいろいろな種類があります。
身体的暴力 |
殴る、蹴る、つかむ、首を絞める、物を投げつける、噛む、タバコの火を押し付ける、凶器を使う等、眠らせない、薬物やアルコールの強要 等
精神的暴力 |
馬鹿にする、脅す、自殺の脅し、家族や友達に会わさない、許可無しに行動させない、大切にしている物やペットを隠す・壊す・傷つける、当たらないように物を投げつける、無視、意見の否定、眠らせない、危険な運転、病院に連れて行かない、「お前がおかしい」と言う、秘密の悪用、ストーカー行為、舌打ち、「!」マークの乱用、携帯をチェックする・壊す・履歴を消す等
性的暴力 |
無理強いなセックス、避妊に協力しない、性的な体の部分についての暴言、性的な罵り、性病をうつす、セックスの途中で内容がいやな内容に変わる、プライバシーのないセックス、性癖の押し付け、デジタルカメラなどでの撮影 等
経済的暴力 |
お金を巻き上げられる、貸したお金を返さない、働くことが許されない、いつもおごらされる、ローンをくまされる、職場でのいやがらせ、無理に働かせる
この「力」というのは色々あります。殴る、蹴るなどのからだへの暴力だけではありません。からだへの暴力はやってないからDVじゃないという考えは間違っています。
DVの本質は「力と支配」です。相手を力で支配する、つまり自分の思い通りに相手を動かすことです。相手を支配することが目的です。そのための手段として暴力を含めた力を選択するのです。
DVは実は大人だけの問題ではありません。親密な関係の暴力として、若者たちの間ですでに広くおきており、若年層の男女間における暴力(交際相手からの暴力)の問題が注目されています。
交際相手からの暴力を「デートDV」と言います。大人のDVも若者のデートDVもまったく変わりません。暴力をふるう理由も要因も同じです。権力と支配です。婚姻関係(事実婚含む)があるかないかの違いだけです。
デートDVとは?
デートDVとは、交際相手からの暴力のことです。
結婚していない男女間での言葉や態度などによる暴力のことです。これは、親密な関係にある相手を、自分の思い通りにコントロールしようとすることから起こります。
例えば、嫌なこともNOといえない、言うことをきかないと怒る、他の友達とのつきあいを嫌がったり監視したりする、アドレスを勝手に消す、叩いたり、物を投げつけたりする、いやなことを無理にさせようとする。
若者たちは、それを「愛されているから」と思ったり、「愛しているから」我慢してしまうことがあります。(暴力の形態は、大人のDVと変わりません。)
被害者がいやと言えない、愛しているから、愛されているからと勘違いしている、逃げ出せない、逃げようとすると暴力が激しくなる、セックスを無理強いする、自分の思い通りに行動させようとして暴力をふるう。など
このような暴力が、高校生・大学生など若者の間でも広がっており、被害者・加害者双方への教育が必要といわれていて、全国的にも、デートDV防止のためのとりくみが始まっています。
(参考:デートDVって? | 内閣府男女共同参画)
このページに関するお問い合わせは、子ども福祉課まで
〒989-2480 岩沼市桜一丁目6番20号 電話:0223-23-0826(保育支援係)、0223-23-0529(家庭支援係) FAX:0223-23-2377
メールフォームヘ
子ども福祉課