メニューをスキップします

背景色の変更:

文字サイズの変更:

岩沼市

現在位置 : ホーム > 市政情報 > 計画・財政・会計・監査 > 施策方針・市政報告 > 令和3年第6回岩沼市議会定例会市政報告並びに提案理由書

令和3年第6回岩沼市議会定例会市政報告並びに提案理由書

更新日:2023725

令和3年第6回岩沼市議会定例会の開会に当たり、市政の概要について御報告申し上げます。議員各位の御理解と御協力を賜りたいと存じます。

新型コロナウイルス感染症対策

はじめに、新型コロナウイルス感染症対策について申し上げます。

新たな感染者は、全国的にも低い水準で推移しており、本市においても10月以降、ほとんど確認されていない状況が続いております。政府においては、ワクチン・検査パッケージ制度を活用し、感染拡大リスクを適切に管理しながら、感染症の影響を大きく受けた業態における需要喚起の取組を行い、社会経済活動の回復を図る方針を示しております。

また、感染者数が急減し、重症化リスクも低減していることを受け、感染状況を評価する指標も、感染者の増減よりも医療体制への影響を重視したものに見直されております。

しかしながら、海外では、感染が再拡大している国も見られ、また、新たな「懸念すべき変異株」が確認されるなど、そのリスク評価を安易に引き下げることはできない状況にあります。

本市においても、ワクチン・検査パッケージ制度の運用の準備を遅滞なく進めていくとともに、引き続き、市民の皆様に対する分かりやすい情報発信に努めながら、気を緩めることなく、基本的な感染症対策を継続して実施してまいります。

次に、新型コロナウイルスワクチンの追加接種について申し上げます。

新型コロナウイルスワクチンの3回目となる追加接種について、国は、2回目の接種日から8か月以上経過後の接種を基本としておりましたが、今般、可能な限り前倒しするとの方針を示しております。

本市においては、先月19日に医療従事者190名に接種券を送付し、今月1日から3回目接種を受け付けております。

また、一般の方への追加接種については、前倒しによる実施の有無にかかわらず、1月中には高齢者への接種を開始する予定です。

引き続き、国からのワクチン供給に合わせて、速やかに市民の皆様が安全・安心かつ円滑に接種ができるよう取り組んでまいります。

次に、経済対策について申し上げます。

政府は、先月19日に「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」を閣議決定し、様々な施策を打ち出しております。

その中で示されている住民税非課税世帯に対する10万円の給付金や子育てに係る商品に利用できる5万円相当のクーポン等については、国の補正予算が成立後、速やかに給付できるよう準備してまいります。

なお、9月から10月にかけて実施した第3期から第5期までの新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金については、延べ456店舗に2億2,048万3,000円の振込みを完了し、交付事業を終了しております。

また、全ての業種を対象とした「いわぬま地元応援割増商品券」は、10月10日をもって使用可能期間が終了いたしました。最終換金率は99.6%、金額にして1億4,000万円余りとなり、市内事業者の支援につながったものと考えております。

市制施行50周年記念式典

市制施行50周年記念式典について申し上げます。

先月3日、岩沼市民会館において、議員各位をはじめ、大勢の皆様の出席のもと、市制施行50周年記念式典を挙行いたしました。功労者表彰や記念映像の上映を行ったほか、駒澤大学高等学校チアリーディング部による演技や岩沼中学校吹奏楽部による演奏を披露していただきました。

また、長年にわたる講演活動を通して、本市の多くの子どもたちに志を持つこと、継続することの大切さを教えていただきました故・只野文哉先生への特別表彰を行い、先生の功績をたたえるとともに、その志を次世代に引き継ぎ、本市の更なる発展につなげていくことをお誓いいたしました。

次の50年も、安全・安心で住み続けたいまちになるよう市民の皆様と一緒にまちづくりを進めてまいります。

岩沼市功労者表彰

岩沼市功労者表彰について申し上げます。

市制施行50周年記念式典において、令和3年度岩沼市功労者表彰を行いました。

各分野で功績のあった方々と市政推進のために御支援を賜りました方々、個人48名及び27団体に表彰状又は感謝状を贈呈いたしました。

アニメ等を活用したふるさと納税

アニメ等を活用したふるさと納税について申し上げます。

来春の映画公開が決定しております、本市を舞台としたアニメ「バクテン‼」と連携したふるさと納税を10月23日から開始し、来年2月末日まで受け付けております。

また、先月9日からは、「岩沼係長」とコラボレーションしたハローキティ限定デザインのオリジナルぬいぐるみも、返礼品として活用しております。

引き続き、本市のまちづくりがふるさと納税を通じて多くの方々に応援いただけるよう取り組んでまいります。

市税等の収納対策

市税等の収納対策について申し上げます。

本市では、宮城一斉滞納整理強化月間中に、長期未納を防止し、市税等の収納率向上を図る取組の一環として、管理職による臨戸徴収に取り組んでおります。

また、先月からは、納期限の1週間前に確認メッセージが送信されるサービスへの登録や口座振替を推進し、納め忘れを防止する取組を行っております。

引き続き、滞納に至る事情も考慮した細やかな対応を行ってまいります。

町内会長等との懇談会

町内会長等との懇談会について申し上げます。

10月25日、27日及び29日の3日間、玉浦コミュニティセンター、西公民館及び市民会館を会場として、各地区の町内会長等との懇談会を開催いたしました。

出席された58名の町内会長等の皆様からは、地域における課題や、まちづくり全般にわたる御意見をいただきましたので、今後の市政運営に反映させてまいりたいと考えております。

(仮称)西部地区防災コミュニティセンター

(仮称)西部地区防災コミュニティセンターについて申し上げます。

昨年9月より建設を進めている本施設については、9月に建築工事が完了し、来年1月末の完了に向けた外構工事も順調に進捗しております。今後は、4月の開所に向け、備品等の準備を進めてまいります。

なお、当該施設の設置及びコミュニティセンターの使用料見直しを図るための条例改正案を本定例会に提出しております。

岩沼市デジタル化推進計画の取組

岩沼市デジタル化推進計画の取組について申し上げます。

来年度末を目標としたマイナンバーカードを利用した行政手続のオンライン化については、インターネットを経由した申請となることから、セキュリティを確保しながら職員の事務処理が円滑に進められるよう、庁内システム改修の準備を進めております。

また、来年1月から3月にかけて、要介護認定事務において職員の稼働削減と業務の質の平準化を図るため、AIにより調査票の整合性をチェックする試験運用を行います。

今後も、AIの導入により、職員が職員でなければできない業務に集中できる環境の整備に努めてまいります。

デマンド型AI運行バスの実証実験

デマンド型AI運行バスの実証実験について申し上げます。

市内交通の利便性向上と地域経済の活性化を図るため、来月7日から3月17日までの期間に、AIを活用したデマンド型バスの運行実証実験を行います。

具体的には、岩沼駅を中心に77か所の乗降所を設置し、利用者が乗車希望の30分前までに電話やスマートフォンのアプリケーションで乗車予約をすることで、希望する時間、場所から乗車することが可能になることを想定しております。

この取組により、域内交通体系の更なる充実を目指してまいります。

マイナンバーカードの取得促進

マイナンバーカードの取得促進について申し上げます。

10月末日時点の本市のマイナンバーカード交付率は36.4%となり、前年度末から10.7ポイント上昇しております。

一方で、行政のデジタル化には、更なるマイナンバーカードの取得促進が必要不可欠であります。このため、タブレット端末を導入した申請支援の拡大や、国のマイナポイント事業と連携したデジタル化の推進など、市民の皆様がマイナンバーカードを取得、利用することに魅力を感じていただけるような施策を検討してまいります。

高齢者インフルエンザワクチンの接種状況

高齢者インフルエンザワクチンの接種状況について申し上げます。

新型コロナウイルス感染症との同時流行に備えるため、今年度も10月1日から定期予防接種の対象となる65歳以上の高齢者の接種費用を全額助成しており、10月末日時点でのワクチン接種者は2,207人、接種率は18.7%となっております。

今後もインフルエンザワクチンの流通状況等を市内医療機関と情報共有しながら、早めに接種していただくよう働きかけてまいります。

子育て世帯への臨時特別給付金

子育て世帯への臨時特別給付金について申し上げます。

高校生までの子どもがいる世帯を対象とした本給付金については、年内の5万円支給に向け、専決処分により予算措置をさせていただき、まずは、本市から児童手当の支給を受けている中学生までの分について、支給の準備を進めております。

その他、高校生等の分については、申請が必要になることから、年明けになる見込みですが、早期に支給できるよう取り組んでまいります。

子ども第三の居場所事業

子ども第三の居場所事業について申し上げます。

市内に拠点を設けて本事業の実施を予定している特定非営利活動法人が、公益財団法人日本財団の2022年度「子ども第三の居場所」事業への申請をいたしました。

この事業は、様々な困難を抱えた子どもたちを対象とした学習支援や食事の提供等に関する居場所づくりの事業と伺っております。

市としましては、当該法人が日本財団から助成決定を受けた場合には、事業運営が円滑に進むよう必要な協力を行ってまいりたいと考えております。

小規模保育事業「ぱすてる」の閉園

小規模保育事業「ぱすてる」の閉園について申し上げます。

運営法人からの申出により、小規模保育事業「ぱすてる」は、今年度末をもって閉園することとなりました。この閉園を受け、現在入所している園児については、他の施設で継続して保育を受けられるよう調整しております。

また、減少する定員の受入枠については、公立保育所の年齢ごとの利用定員を変更することによって待機児童が増えないよう調整しており、保育士確保に係る必要な補正予算案を本定例会に提出しております。

令和3年産米概算金下落の対策

令和3年産米概算金下落の対策について申し上げます。

新型コロナウイルス感染症の影響により、米の需要が減少し、概算金が大きく下落したことから、本市の稲作農家においても所得の大幅な減少が避けられない状況にあり、営農意欲の減退も懸念されております。

このため、主食用米を生産する稲作農家に対して、種もみや肥料などに要する費用の一部として、10アール当たり4,000円を助成することにいたしました。

国県等の対策資金に係る融資制度への利子補給の実施と併せて、営農活動の継続を支援してまいります。

フードドライブの取組

フードドライブの取組について申し上げます。

10月22日から先月24日までの期間、食品ロス削減の取組の一環として、家庭などで生じた不要の食品を持ち寄り、フードバンク団体を通じて必要としている方にお届けするフードドライブを実施いたしました。

初めての試みでしたが、期間中、233キログラムの食品を持ち寄っていただきました。今後もフードドライブをはじめとした食品ロス削減に取り組んでまいります。

国道4号の無電柱化

国道4号の無電柱化について申し上げます。

国では、安全な歩行空間や緊急輸送道路の確保、都市景観の向上を図るため、桜地区の延長2,800メートル区間を無電柱化する電線共同溝事業を実施しております。

現在、水道管等の埋設物の移設が進められており、完了後に本体工事に入る予定と伺っております。

朝日竹の里線の整備

朝日竹の里線の整備について申し上げます。

本事業については、上下水道等のライフライン工事と工程調整を行いながら、効率的な施工に努めております。

また、西中学校交差点までの全線整備については、7年度の完成を目標に進めてまいります。

小中学校の2学期制実施

小中学校の2学期制実施について申し上げます。

今年度より2学期制の試行を進めてまいりましたが、特段課題となる事項は見受けられなかったことから、来年度より正式導入する予定にしております。

学期の期間等については、引き続き、検討してまいります。

いわぬまエアポートマラソン代替イベント

いわぬまエアポートマラソン代替イベントについて申し上げます。

今月4日、中止したいわぬまエアポートマラソンに代わり、市制施行50周年記念「歩こう!走ろう!楽しもう!いわぬま健幸ウォーキング・ジョギングイベント」を陸上競技場で開催いたしました。

最長5キロメートルのジョギングに加え、健幸に関するブースも多数設置され、100人を超える市民に参加いただきました。

下水道汚水処理施設の統廃合

下水道汚水処理施設の統廃合について申し上げます。

国で推進している下水道事業の広域化・共同化の一環として、公共下水道事業と農業集落排水事業の統廃合を計画しております。

今年度は農業集落排水区域を公共下水道区域に編入する都市計画の変更を行い、6年度末にはクリーンセンター長岡を廃止し、7年度から農業集落排水区域151.8ヘクタールを公共下水道に接続する予定です。

引き続き、持続可能で健全な下水道事業の経営に努めてまいります。

東日本大震災追悼行事

東日本大震災追悼行事について申し上げます。

東日本大震災追悼式については、遺族の皆様をはじめ大勢の市民や企業の皆様に参列をいだたき、本年3月で10回目の節目を迎えました。心から感謝申し上げます。

来年以降の追悼行事については、形式を見直し、3月10日の「希望の灯火」を継続するとともに、翌日11日に、大震災で犠牲となられた方々に哀悼の意を表する場として、千年希望の丘相野釜公園に献花台を準備し、遺族の皆様や市民の皆様に献花いただきたいと考えております。

 

続いて、承認第10号及び議案第62号から議案第70号までの提案理由について申し上げます。

承認第10号については、令和3年度岩沼市一般会計補正予算(第10号)で、新型コロナウイルス感染症による影響の長期化に伴い、高校生までの子どもがいる世帯に対して「子育て世帯への臨時特別給付金」を支給するため、歳入歳出とも「3億9,013万9,000円」を追加し、総額を「205億6,107万1,000円」とするものであります。

議案第62号については、市民の自治意識の高揚を図り、地域の連帯又は防災に係る諸活動を支援するコミュニティセンターを西地区においても設置するとともに、冷暖房使用料等を会場使用料に包含させるため、岩沼市コミュニティセンター条例の一部を改正しようとするものであります。

議案第63号については、令和4年1月1日から産科医療補償制度の掛金が引き下げられることに伴い、出産育児一時金の総額が減額となることから、少子化対策の重要性に鑑み、支給総額を維持するため、岩沼市国民健康保険条例の一部を改正しようとするものであります。

議案第64号については、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の改正に伴い、書面に代えて電磁的記録による対応を可能とする等の所要の改正を行うため、岩沼市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正しようとするものであります。

議案第65号については、放課後児童健全育成事業における人員基準の参酌基準化に伴い、当該事業に係る職員の配置基準の適正化を図るため、岩沼市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正しようとするものであります。

議案第66号から議案第68号までについては、岩沼地区第1分区、岩沼北部地区及び岩沼西部地区に係る県営土地改良事業の施行に伴い、同区域の字界を変更することについて、地方自治法第260条第1項の規定により、議会の議決をいただこうとするものであります。

議案第69号については、令和3年度岩沼市一般会計補正予算(第11号)で、歳入では、障害者自立支援給付費に係る国庫負担金及び県負担金の増、高齢者福祉施設の設備改修等に係る地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金の追加、交付決定に伴う市町村新型コロナウイルス感染防止事業支援金の追加など、また、歳出では、令和3年産米概算金下落に伴う稲作農家支援関連経費の追加、障害福祉サービス事業に係る扶助費の増、高齢者保健福祉施設等整備事業補助金の追加などを計上し、歳入歳出とも「1億7,310万7,000円」を追加し、総額を「207億3,417万8,000円」にしようとするものであります。

議案第70号については、令和3年度岩沼市特定公共下水道事業会計補正予算(第1号)で、収益的収入では普通交付税額の確定による一般会計繰入金の減により「5万8,000円」を減額し、また、収益的支出では取得実績確定による減価償却費の増により「5万2,000円」を、資本的収入では普通交付税額の確定による一般会計出資金の増により「24万円」を、資本的支出では借入額確定による企業債償還金の増により「5万2,000円」をそれぞれ追加しようとするものであります。

なお、詳細については、必要に応じて補足説明を申し上げますので、よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。

PDFはこちらです → 【PDF】

このページに関するお問い合わせは、総務課まで
〒989-2480 岩沼市桜一丁目6番20号 電話:0223-23-0185 FAX:0223-24-0897
メールフォームヘ

総務課