麻しん(はしか)に気をつけましょう
更新日:2024年8月8日
麻しんとは
麻しんは、麻しんウイルスによる感染症です。感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症するといわれています。
麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、その感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続するといわれています。
令和5年4月以降、関東・関西方面で麻しん(はしか)の感染者数が増えていますので、体調の変化に気をつけましょう。
●「麻しん(はしか)」の感染事例が報告されています!(厚生労働省ホームページ)
医療機関を受診する方へ
麻しんはウイルス感染後、10~12日の潜伏期間を経て発症してきますので、麻しんワクチンの接種歴がなく、発熱、咳、鼻水、眼球結膜の充血等の症状があった場合は、10~12日前の行動を思い出し、特に海外や、人が多く集まる場所に行っていた場合等は、麻しんを疑って、事前に医療機関へ電話で連絡し、医療機関の指示に従い受診してください。
予防方法について
麻しんは、感染力が強く、空気感染もするため、手洗いやマスクのみでは予防できません。有効な予防方法として、麻しんワクチン接種で麻しんに対する免疫をあらかじめ獲得する方法がありますが、予防効果を確実なものにするには2回の接種が必要です。母子健康手帳等でご自身の予防接種歴や既往歴を確認し、予防接種が必要かどうかかかりつけ医にご相談ください。
定期予防接種を受けましょう
麻しんの予防接種は、現在は麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)として定期接種の対象となっています。定期接種の対象時期を迎えたら、早めに予防接種を受けましょう。
麻しん風しん混合ワクチンの定期接種スケジュール
- 第1期:1歳になったら(対象:生後12月から24月に至るまでの間にある者)
- 第2期:保育所(園)・幼稚園の年長さんになったら(対象:5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学前の1年間にある者)
※上記対象年齢での接種費用は無料です。(対象の年齢を過ぎた場合は有料になります。)
旅行等で海外に渡航される方へ
麻しんについては、平成27年3月27日付けで、世界保健機関西太平洋地域事務局により、日本が排除状態にあることが認定されましたが、その後も海外で感染した患者を契機とした国内での感染の拡大事例が散見されております。
旅行等による海外渡航者につきましては、下記ページをご参照ください。
麻しんについて詳しくは以下のリンクをご覧下さい
このページに関するお問い合わせは、健康増進課まで
〒989-2480 岩沼市桜一丁目6番20号 電話:0223-23-0809(保険年金係)、0223-23-0410(予防衛生係)、0223-23-0794(健康対策係)
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